26

彼女の良いところ







人のことを悪く言わない



感情表現がゆたか



すなお



家族想い









彼女の悪いところ




‥‥ない。











実は彼女の良いところは


長く付き合わないと分かりづらい。


そういう意味で、

初対面では彼女は少し損をするかもしれない。

でも

長く付き合った人からは

誰からも好かれて

彼女のことを悪く言う人なんていない。








そういう彼女が

友達であり同部署の同期の仲間であることが




大きな誇り。

24

お互い仕事を終えて退社したあとも

メールをしあうことは珍しくなく

次の日にまた会えるのに

とるにたらない話で

夜中までメールを送りあったりする。



メールのやりとりの途中で

彼女から電話がかかってくるときもかなりあって

そういうときは

大抵文字を打ち続けることが億劫になったときだ。








○ ○



蛇足ながら



彼女と私はそれぞれ、似ていると言われている人がいて



彼女は


傘を盾に隠れながら合コンに向かう、

あの三菱系の金融のCMに出ている女優さんに良く似ていて





私は


今の連続テレビ小説の主役の女優さんに似ていると

知り合いのほとんどに言われる。

(悲しいかな自分では良く分からない。)

23

ふと今まで書いた記事を見返したらすっごい支離滅裂!

それだけ人間の心は気まぐれなのかも。


よく分からないけど。


○○




週末に彼女と遊んで

冷静にとは思いながら

やっぱりすごく楽しくて


‥‥




朝早く待ち合わせて

ある場所へ足を伸ばして

都心に帰って映画を観て

陽が落ちる頃に別れた。





もうこれで気持ちにフタを、

と思いながら


カフェにいて特に何もしゃべることなくボーッとしているときとか

何も気にすることなく流れていく

ゆっくりとした時間とか

たまらなくいとおしくって、

またきっと私は

彼女に「遊ぼう」と誘ってしまうんだ。







並んで歩いているときに

腕を組んだり

食事をしながら

上目遣いで甘い声を出したり。

からかうたびにぱたぱたと肩をはたくのは

どうか私だけにしてほしいなぁ。

それを他の人にやられると

男でも女でもとんでもなくジェラシーだ。


















私はまた


彼女にハマっていく。

22

苦しい


彼女を特別に感じて苦しいのか、


それとも


私の単なる“友達”に好かれたいという


子供くさい欲なのか。






すでに


考えられる余裕はない。


彼女と少し距離を置こう。


でないと本当に


addictしすぎだ。


今週末に


プライベートで彼女と会うけれど


特別な感情を持たずに


冷静に会おう。

21

きっとこの気持ちは一過性のもので

そろそろ綺麗に晴れるんじゃないだろうか

いつもそう思っている。

でも一向に

雲の切れ間は見えないのだ。









☆☆☆






来たか、ついに来たか。


彼女に

好きな人ができたかもしれない。


そんなこと

あって当然なんだけれど

そういうときはショックを受けないだろうと思ってきたけれど




でもつらい。



つらいんだほんと。






子供だなぁ私も。


もうしょうがないんだ、


雲の切れ間を


自分から作るか。


この思いに永遠に

ふたをするか。




いくらワインを飲んでもうまく酔えず

頭は冴え渡っている。




彼女への思いは


もう永遠にさよならだ。





もう

特別な感情を持つのはやめよう。

20

職場の後輩とサシで飲んでいて

高校時代の話になった。

制服の話をしていて

お互いの高校はどうだったとか、

そこまでは良かった。




話が彼女に及んだ。

彼女の通っていた高校を良く知る私は

セーラー服が可愛くて女の子に人気のある学校だった、

そう言った。






“○○さん、セーラーめちゃ似合いそうですね〜、可愛いだろーなぁ”


‥そうね、と生返事の私。

まぁ、似合うだろうなぁ。




“ねぇ?!めちゃ似合いそうですよね?!”





後輩よ。

私の目を見据えて、なぜ、二度言う?




(-_-)




実際

彼女のセーラー服姿は

超かわいいだろうと思うけど



残念ながら

「そうだねぇ可愛いだろうねぇ」

と言えるほど

私は大人なオンナじゃない。

さりげなく違う話題に流しながら

小学生の男の子じゃあるまいし‥

などと内心思うのだ。






しっかし‥

あんなふうに

念を押すとは

何事だ後輩よ。