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きっとこの気持ちは一過性のもので

そろそろ綺麗に晴れるんじゃないだろうか

いつもそう思っている。

でも一向に

雲の切れ間は見えないのだ。









☆☆☆






来たか、ついに来たか。


彼女に

好きな人ができたかもしれない。


そんなこと

あって当然なんだけれど

そういうときはショックを受けないだろうと思ってきたけれど




でもつらい。



つらいんだほんと。






子供だなぁ私も。


もうしょうがないんだ、


雲の切れ間を


自分から作るか。


この思いに永遠に

ふたをするか。




いくらワインを飲んでもうまく酔えず

頭は冴え渡っている。




彼女への思いは


もう永遠にさよならだ。





もう

特別な感情を持つのはやめよう。