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私がいまいち

彼女に素直になれていない頃

それはまだ

今年の春か夏頃だったろうか。

彼女は相変わらず

私に甘くもたれかかってきた。

普段は

口が悪く

周りからヤンキー扱いされる彼女が、

である。



ただ、

私は初めこそ驚いたけれど

徐々に慣れてきて

特段

何も思わなくなった。




夏に

彼女が一週間の休みを

取るまでは。



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